地域課題の解決とSDGsの達成を目標に活動する 合同会社ふうど 代表 徳永 憲司さん

合同会社ふうど 代表 徳永 憲司さん

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地域課題の解決とSDGsの達成を目標に活動する「合同会社ふうど」

徳永さんは熊本県人吉市生まれ。29歳で結婚を機に那珂川に移り住み、今では地域課題の解決とSDGsの達成を目標に「合同会社ふうど」代表として活躍されています。きっかけは2020年。元々はIT業界で働いていましたが51歳の時、「残りの人生をどう生きるか」を考えた時、「80歳、90歳になっても働ける仕事を作りたい」との想いから脱サラを決意。「合同会社ふうど」を立ち上げます。

竹を活用した商品について、語ってくれた徳永さん(左から竹から作ったトイレットペーパー、竹炭パウダー)

始まりはデリバリー代行から

独立当時はコロナ禍真っ只中。経営状況が悪化している飲食店のために何かしたいと考え、デリバリー代行サービスを始めることに。現在はこのサービスは終了していますが、飲食店との関係を深めるきっかけとなったり、「デリバリーといえばふうど」というイメージが広がったそう。この経験を活かして、現在は高齢者への買い物支援サービスや、土地の整備や、下草刈り、木の伐採などまで幅広い活動を行なっています。

飲食店の商品のデリバリー準備をしている様子

興味があることは全部やる!

興味があることは全部やる!まずはやってみる!がポリシーという徳永さん。そのため現在は様々な事業を手掛けられてます。「ふうど」についてご存知の方は「竹」のイメージをお持ちの方も多いはず。基山にあるNPO「かいろう基山」を訪れたことをきっかけに、竹が山に与える被害や、山を弱くする要因となることを知り、竹にまつわる事業を始めようと思ったそう。竹の伐採、伐採した竹を使って竹細工、竹炭や竹炭パウダーまで作っています。ゆくゆくは竹で紙を作ってノートを作ってそれを那珂川の子どもたちが使ってくれたら...と夢も語ってくれました。

「かいろう基山」で初めて竹を伐採する徳永さん

次の挑戦は?

お金を取ることが難しいと思われがちなソーシャルビジネス。そこにあえて挑戦し、「稼げる仕組みを作りながら地域課題を解決し、モデルケースになれたら」との想いを胸に、徳永さんは日々活動しています。最近では大正15年に建てられた古民家のレンタルスペースの管理も手掛け、地域に新たな集いの場所を作られました。次は何をしてくれるのか今から楽しみです。「合同会社ふうど」の最新の活動については、各種SNSにてご確認ください。

古民家体験施設 結

著者:藤野 千尋